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S邸屋根工事(東側本館)(2)の紹介をします。



東側本館の屋根には野隅が入り、野垂木が取り付け始められました。
東側本館の屋根は、西側本館と同く5寸5分の勾配にむくりをとりました。
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野垂木がすべて取り付け終わった様子です。屋根の丸みが良く分かる様になりました。
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北側の道路から撮影した写真です。規則的に並ぶ野垂木がきれいです。
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野垂木に引き続き、野地板が貼り始められました。
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野地板ほぼ貼り終わり、釘を打っている様子です。
勾配は5寸5分に甲を付けた物なので、軒先に近くになるにつれ,急な角度に感じられ
ました。
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西側本館の屋根に比べると、梁間が倍以上有り、また違った雰囲気になりました。
スラーと大きく、勾配は異なりますが清水寺の様な屋根がとなりました。
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今回は東側本館、東面の屋根を紹介しましたが、次回以降何回かにわたり、南面、北面
の紹介をします。


S邸屋根工事(東側本館)の紹介をします。





東側本館の屋根工事は、西側本館と平行して行われました。
門から入り玄関に続く大きなのメインとなる屋根です。
下の写真は仕事が始まる前の写真で建て方後の写真になります。
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写真では、分かりにくいかも知れませんが、上の段の屋根に垂木が廻り始めました。
軒の出は3尺(909mm)有ります。
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垂木,茅負いが廻り杉板が貼られた様子です。
茅負いや、杉板が貼られると大まかな軒下の様子がわかる様になります。
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木負い1段目、2段目が廻りました。
屋根を造るにあたり、隅の部分の加工には、規矩術と言う大工の計算術を使います。
今回の屋根は、照りが有り隅木、垂木、茅負い、木負いと高さの変化があります。
その為、規矩術の理解がなくては、それぞれの部材に収まり、屋根の勾配にばらつきが
出てしまいます。
理に叶った物は美しく、規矩術を使い理屈を突き詰め美しい屋根を造る様に努めました。
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次回は、S邸屋根工事(東側本館)(2)の紹介をします。

S邸屋根工事(西側本館)(2)の紹介をします。




野隅が入り化粧垂木の上には杉板貼られ、西側本館の屋根には、野垂木が徐所に入り始
めています。
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垂木が入り始めると、屋根の丸みや屋根の雰囲気が感じられるようになって来ました。
西側本館の屋根の勾配は、5寸5分をむくらせています。
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野地板が貼られ、屋根の形が出てきました。
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野地板が貼られると、屋根の形がすんなりと見え、まるで桧皮葺きや杮葺きの様です。
見る角度によって屋根の勾配の感じ方は違いますが、独特な雰囲気が出始めています。
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次回は、西側本館と平行して行われている東側本館の紹介をします。







S邸屋根工事(西側本館)の紹介をします。



内縁の庇に引き続き、西側本館の屋根に造られりました。
西側本館屋根は、2間続きの座敷上部の屋根になり、以前立て方の紹介しましたが、
4m柱の桁の上にもう一段750mm上がった桁を設け平屋としては高い屋根となって
います。
写真は垂木、茅負いが廻された所の写真です。
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1段目木負いが廻り終わり2段目木負いが、廻され始めた様子です。
2段の木負いを付ける事で、屋根の厚みが増し、立派な屋根に感じられる様に思えます。
隅木の部分に雰囲気が出始めてきました。
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野隅が入り屋根の形がわかるようになって来ました。
次回は、垂木が施工され、野地板の貼られた東側本館(2)の紹介をします。
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S邸内縁庇(2)の紹介をします。




1段目の木負いが廻り終わり3段目の木負いが回り始めました。
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茅負い、木負いが取り付け終わり、木小舞が取り付けられました。
「木小舞」とは長く細い部材です。部材としては、小さく細い部材などですが、木小舞
の入らない軒は何か物足りなさを感じ、有ると軒先の魅力を引き立ててくれる部材です。
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杉板が貼られ始めました。ここの部分は、2間続きの座敷前の内縁になります。杉板が貼
り始められると内縁の雰囲気がわかるようになります。

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照りの有る、隅部分にも杉板が貼られ軒下の雰囲気がわかる位になりました。
スーと落ち着きの有る、そして品の有る照りになりました。
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野隅が入り始めました。いよいよ内縁屋根全体の格好が見え始めます。
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野隅が入り、野垂木、野地板が貼られ終わり、アスファルトルーフィングが張られてい
る様子です。
屋根は4寸5分勾配をむくらせたものに、照り始めを桁から1尺手前からとった屋根です。
仕上げはかわらで葺かれます。照りのある屋根の隅は後7箇所有り、勾配は5寸5分をむ
くらせたもので場所、場所での野隅の勾配も変わります。
屋根全体の出来上がり家全体での雰囲気を見るのが楽しみです。
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