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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

玄関を紹介します。アプローチです。

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玄関正面です。玄関戸は建具屋さんによる手造りで、格子を細く入れた、落ち着いたデザインにしました。

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玄関戸を入り、土間から正面を見たところです。三方面に飾台があります。右枠を進むと、居間、食堂、台所、老人室など居住スペースになります。左枠を進むと、二間続きの座敷、客間があり、来客用スペースとなっています。

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室内から玄関戸方向を見たところです。玄関収納も手造りです。デザインは棟梁の引いたものです。収納戸は杉材で、天板も杉の無垢材の1枚板です。厚味は6㎝あります。t

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玄関には腰を下ろす場所もあります。

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来客用スペースへは空格子戸をくぐって行きます。空格子戸の向こうには天然石が敷いてあります。ちょっと旅館のようです。

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居住スペースの入り口になります。正面の付け柱は杉丸太です。

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次は居住スペースを紹介します。

 

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

完成した外観の紹介をします。基礎工事が終わって約1年、T邸が完成しました。

軸組み(一部を除く)以外の木部はすべて木を加工し、施工図は何枚も何枚も画き、すべての納まりを画にしました。

和風住宅にはプロフェッショナルとしての高い技術力が求められます。長い時間をかけ、培ってきた経験なり知識、先人達から脈々と受け継がれている知恵を基に、感性を研ぎすまし、設計者、そして作り手、両方の観点から設計をしました。丁寧な仕事が求められる和風住宅。1年をかけ、施工図を何枚も画き、技にこだわって仕事をしてきました。住宅メーカーとは、同じ単価で内容、手間の掛け方がまるで違います。今回、T邸は、とても良い家が出来たと自負しています。

 

 

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玄関横、客室前の完成した格子です。存在感があり、良い雰囲気の格子が出来ました。

客室のガラス、雨戸のメンテナンスのために、格子戸は外せるようになっています。

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長く続く土庇と、濡れ縁です。部屋からも外からも休めるようになっています。

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ほんのり甲の付いた屋根です。土庇の屋根の銅版は葺いて間近よりは、落ち着いてきました。

これから徐々に、銅版特有の味わいになっていきます。

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土庇端の隅木です。

太く組まれた丸太の間から、スッと伸びる隅木が綺麗です。

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畳敷きの廊下が見えます。

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建物西側全景です。

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北西の方向から見たところです。

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完成した客室について紹介します。 

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

石を使った仕事を紹介します。野石です。

玄関の方立ての下には、野石を据付ました。戸の当たる所は切り取り、方立には風が直接入らない様に、溝をつけました。レールの下は御影石です。家の雰囲気にも合わせて、建具は木製にしました。 

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  家が、完成した時の野石の様子です。 数奇屋風の建物には、野石がよく似合います。

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完成した、玄関です。土間はブラックスレートを貼りました。下駄箱は設計、計画、施工とすべて自分のところで行いました。、無垢の木を加工した手造りです。。

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玄関を入った左側の腰かけの下にも野石が使われています。

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土庇さしはしらを支える沓石も野石です。

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次は完成した外観を紹介します。 

 

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

外格子工事について紹介します。玄関の横、客室の窓に格子をつけました。格子の仕口は、二枚のホゾを抜いてあります。

ホゾの中はホゾの出口より狭く作ってあって、ホゾの中で木殺しをして、ホゾの出口で殺した木を膨らまして抜けなくするという、昔ながらの釘も詮も使わない、品のある仕事です。

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 格子の上には、濡れ縁、玄関から続く庇が付きます。

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格子が入るのはもう少し後になります。完成したらまた紹介します。

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次は石を使った仕事を紹介します。  

  

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

T邸の丸太仕事について紹介します。

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この丸太は、濡れ縁の庇の桁になる丸太です。下にある大きな丸太が桁になります。上に立っている丸太が柱になります。 柱を逆さにして、柱の小口と桁の丸みが、ぴったり合うまでひかり付けます。

この手前の柱は、桁と桁の継ぎ手に仕込んであり、棟梁のこだわりの一つです。このほうが綺麗に見えます。

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下の写真は、丸太と丸太の継ぎ手です。この継ぎ手は、鯱継ぎと言います。丸太が捩れないように目地が切ってあります。  

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  これは、丸太と丸太が交差する所です。 だいたい、この仕口はボルトで引き寄せてしまいます。 しかし、ボルトを使わずに木を加工して木だけで引っ張る加工をしました。 この加工は珍しく、"捻り鯱" 学名 "あやめ" と言い、ボルトと違い丸太の芯で 部材同士を引っ張る事ができます。

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下の写真の変わった形をしている物が加工した物です。  

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 加工した部材が半分仕込まれた様子です。奥に見える角材が庇の化粧の隅木です。

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 濡れ縁になる場所に据え付けた様子です。写真中央の柱が、先ほどの芯継ぎの柱です。足元は、基礎の時に据えた野石にボルトで引っ張ってあります。

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 次回は、外部格子、濡れ縁について紹介します。

 

 

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