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数回にわたり、S邸基礎工事の紹介をします。
盤改良後、建物の配置、基礎の高さ、基礎の立ち上がりの位置などの基準となる
丁張り(水盛り、遣り方)と呼ばれる仮囲いをしました。




丁張りは、設定した建物の位置から離れた所に杭を立て、レベル(水平)を見ながら貫を打
っていきます。
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水平を出した貫に建物の直角の基準となる位置を出し、そこから建物の位置、基礎の立ち
上がりの位置を記していく事で水平、直角を保つ基礎(建物)を造る事が出来ます。
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丁張りは、基礎完了後、外してしまいますがとても重要な工事の一つです。

S邸の施工事例を紹介します。
 
地鎮祭後に地盤改良が行われました。
地盤改良は、地鎮祭前にあらかじめ地盤調査で得た現在の地盤・土質・地耐力などのデータにより
地盤改良の有無を判断し、必要と判断された場合に行われます。
今回行われた地盤改良の工法はHySPEEDハイスピード工法と言い、砕石を用いて地盤改良が必要と判断された地盤に杭作るという工法です。
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 工場では、平行して木材の加工が行われています。



 現在、S邸の和風住宅新築工事が始まっています。

3月24日(土曜日)新築工事を始めるにあたり、土地の神さまを鎮め、土を利用させてもらうこととの許しを得る事と、工事の無事を祈る、鎮祭が行われました。
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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

来客用スペースには、空格子戸をくぐって行く、という設計にしました。ここには二間続きの座敷と客間、濡れ縁があります。

来客用スペースの入り口、空格子戸です。透けていてガラスは入っていません。空格子戸を開けると、天然石が敷いてあります。写真左の框板が客室の入口になります。畳敷きに廊下の正面が二間続きの座敷、右側には濡れ縁があります。

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反対側から見たところです。

左の障子は両側の壁に仕舞い込みになっていて、開けると中庭の濡れ縁に出る事が出来ます。右が客室です。廊下は畳と唐松の縁甲板です。

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客室です。上の写真の石敷きの所を右に行くとここに来ます。居住スペースとあえて差別化を図り、建具の淵は黒の漆塗り、地袋には金箔を貼りました。

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廊下から室内を見たところです。

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障子を開けると玄関が見えます。

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天井のデザインです。

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中から格子を見たところです。

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濡れ縁です。コの字型になっています。屋根も化粧垂木と丸太で組んであります。

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先々,草木などで植栽をしたら、素敵な空間になると思います。

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座敷の写真です。

欄間には、襖を閉めた時に風が抜けない様に透明な板が入っています。

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床の間は、本床にしました。

右側の障子の外には、掃き出しの窓があり外に出ることも出来ます。

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押し入れもあります。

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付書院です。

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座敷横の、縁側になります。 天井は、化粧垂木に杉板が貼ってあり、廊下 は畳と唐松の縁甲板が貼ってあります。

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                       設計 (株)住まいの松木一級建築士設計事務所

                       施工 株式会社住まいの松木

                       完成 平成23年

居住スペースを紹 介します。この部分には居間、食堂と対面式になった台所、食品庫、裏玄関、浴等があります。まず居間から紹介します。

畳部分6畳の周りに唐松縁甲板を貼り、8.25畳の居間に仕上がりました。部屋の中央には、掘りごたつを据えつけました。

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食堂、台所へ続いています。正面の空間は仏壇が収まるようになっています。神棚もあります。 

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襖の引戸を閉めたところです。

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 居間は東南の角にあり、掃きだしの障子を開けると外の濡れ縁に出る事ができます。

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 居間の照明は間接照明で、目透しの天井と一体となっていています。メンテナンスの為に障子部分は取り外せるようにしました。

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老人室の紹介をします。 

老人室は、玄関右横、居間の手前にあります。写真は入り口部分です。天井は竿縁天井にして、入り口部分を少し下げ、仕上に丸萩をはりました。下地窓が見えます。

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廊下に面した壁には、採風を兼ねた障子の窓を設けました。障子の格子は細かく組んであり、繊細な雰囲気をつくっています。障子を閉めると下地窓が隠れます。その先は廊下になります。

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畳部分は4畳半で、周りには物が置ける様に唐松の縁甲板を張りました。

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正面は押し入れです。老人室は配色を抑え、シンプルにまとめました。 変化に富んだ部屋ではないのですが、小じんまりとした、なんとも言えない雰囲気のある部屋に 仕上がりました。

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老人室の入口です。

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老人室裏に位置する左側が収納、右は浴室の入り口です。

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裏玄関と、食品庫です。棚をたくさん付けました。何を置いてもいいと思います。

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次は来客スペースを紹介します。

  

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